個人開発SaaSで月50万円を達成した3名にインタビュー。共通する3ルール:
- 着想から 2週間以内 にβ公開
- 半年経って未達なら 撤退、執着しない
- 値上げは 年1回必須、無料プランは作らない
派手なフレームワーク選定より、価格と撤退ラインの設計が成否を分けるという話。
ルール1: 2週間でβ公開する理由
「先に出した方が勝ち」は何度言っても言い足りない。 3名のうち2名は、バックエンド未完成のまま LP とフォームだけ先行公開 していた。 ユーザー登録が一定数集まってから初めて開発を本格化させる、いわば「逆ローンチ」スタイル。
| 公開タイミング | 1年継続率 | 撤退判断速度 |
|---|---|---|
| 2週間以内 | 約65% | 早い(健全) |
| 1〜3ヶ月 | 約35% | 遅い |
| 半年以上 | 約12% | 執着で撤退できない |
長く作るほど 「ここまで作ったし…」 のサンクコストで撤退が遅れる。撤退コストは構築時間に比例する。
ルール2: 撤退ラインを"事前"に決める
3名全員が共通して言っていたのは「撤退条件は公開前に紙に書く」。 事後に決めると、感情と希望観測でラインが下がり続ける。
撤退ラインの典型例:
- 半年で MRR ¥30,000 未達 → 撤退
- 平均ユーザー解約率が月15%超 → 撤退
- 自分の使う時間 > 売上が3ヶ月連続 → 撤退
執着しない設計こそ、次の打席に立てる回数を最大化する。
ルール3: 値上げ年1回・無料プラン無し
「安く始めて高くしていく」が個人SaaSの定石。 最低でも年1回、できれば値上げ通知を 既存ユーザーに事前告知 して新規だけ値上げするステップ式が滑らか。
無料プランを作らない理由:
- 無料ユーザーがサポート工数の8割を占める典型パターン
- 「タダだから使ってる」ユーザーは口コミ転換率も低い
- 有料ユーザーだけのコミュニティで顧客の質が安定する
最初から最低 ¥980/月 を取る。月10ユーザーで ¥9,800、100ユーザーで ¥98,000 と、地味だが堅実に積み上がる。
3名の共通技術スタック
意外にも、技術選定は驚くほどシンプル。
| 項目 | 採用率 |
|---|---|
| フロント | Next.js(3/3) |
| バックエンド | Supabase または Cloudflare Workers(3/3) |
| 決済 | Stripe(3/3) |
| 認証 | Clerk または Supabase Auth(3/3) |
| ホスティング | Vercel または Cloudflare Pages(3/3) |
Next.js + Supabase + Stripe がデファクト。技術選定で悩む時間の方がもったいない、というのが3名の共通見解。
月50万円までのタイムライン目安
- 月1〜10万円: 公開後3ヶ月以内(初期ユーザー獲得)
- 月10〜30万円: 6ヶ月〜1年(値上げ + 機能追加)
- 月30〜50万円: 1〜2年(顧客紹介と検索流入が回り始める)
「ユーザー1人あたり月¥3,000 × 150〜200人」が現実的な月50万円の構造。 法人顧客が混ざると客単価は跳ね上がるが、その分サポート負荷も増える。
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